2018.08.28 Tuesday

若い音楽家のための英語ワークショップvol.2(2018)

ご心配おかけしています、まろんさんの前庭疾患ですが、1週間でだいぶ回復してきました。

食欲は6日目ごろから戻り、7日目から自力で歩きだしました。顔の傾斜も残り、まっすぐは歩けないのですが、これは後遺症として残るかもしれない、と言われているので、長い目で見守るしかありません。

 

前回の前庭疾患では、ブログで軽めの記録しか残していなかったので(3日目くらいで食欲が出始めたらしいので、今回は2倍の時間を要しています)、また再発した時の参考のためにも、と思い、インスタグラムで毎日の記録を残しています。 @maronevu

 

私も、極度の睡眠不足から、軽い睡眠不足程度に回復したと思います。

日頃、超規則正しい生活を送っている私は、睡眠不足になると全く使い物にならないので、まろんのお世話で精一杯でしたが、徐々に自分のこともできるようになりました。

 

◆◆◆

 

本題の「若い音楽家のための英語表現ワークショップvol.2」、昨年に引き続き、今年も開催しました!

英語の講師は、ピティナのマスタークラス、福田靖子賞などで通訳をされている千田直子さん。こんなによく伝えられる通訳者は見たことがありません。千田さんも私と同じような問題・課題を感じてくれているので、今年も快く引き受けてくださりました!

 

主旨としては、例えばマスタークラスに参加した時に、先生と少しでも「自分で」コミュニケーションを取ることができるようになる、音楽的な意見を英語で言えるようになる、ということを目的に、音楽においてよく使われる英単語や表現を学びましょう、ということです。

 

ー己紹介・レッスンにおけるスモールトーク 課題曲(ベートーヴェン:悲愴 第1楽章、ショパン:革命)を用いてイメージを伝える(英単語を学ぶ) インタビュー

 

を柱に進行しました。今回は3日程(小6〜中3×2・高校〜大学生)で組んでおり、その1回目が終わりました。
 

 

前回は、音高・音大生の1枠のみでした。その参加者のなかには、受講後に英会話教室に通いはじめ、まだ先と思われていた国際コンクールに参加した子もいたそうです(他の先生の生徒さん)そういった「変化」を見せた子がいたので、今年は年齢対象を下げてみよう!ということになりました。

 

‘程は、男子3名+女子1名の計4名が参加してくださいました。今年のピティナ全国大会出場者や、わざわざ関西から新幹線に乗ってきてくれた子もいました。中学生だからモジモジしてしまうかと思いきや、みんなちゃんと発言してくれて、テレビ並みの面白い珍回答にも笑い、楽しい時間になりました。英語の学び以外にも、「意見を言う・聞く」の面で、自分がどこまで考えられているか、同世代のピアニストたちがどんな風に考えているか、というのを知る時間にもなったと思います。

 

参加してくださった皆様、講師の千田先生、聴講に来ていただきご尽力もいただいたピティナKさん、ありがとうございました!

 

◆◆◆

 

このワークショップは、私の英語の失敗経験や、留学してから見てきた日本人のスタンスに問題を感じ、生まれたものです。

中2から国際コンクールを受けてきましたが、英語ができないという意識が全くなかったところで、18歳の時に優勝してしまいました。英語での取材にも答えられず、コンテスタントとも上手くコミュニケーションができず、みじめな思いをしました(帰国後に英会話教室に通い始めました)

 

その後、英語、ポーランド語、ドイツ語がわかるようになって(全言語ペラペラだったわけではありませんが)、ベテラン留学生になった時に、日本から来たばかりの留学生や、講習会を受けに来た人の多くが英語すらできず、先生に「日本人は何もわからない」と呆れられたりため息をつかれているのを見て、言葉ができない時点で「上手に弾けても相手にされない」現実を何度も見てきました。

 

帰国して、マスタークラス受講生の先生に対する態度を見たり、一番衝撃だったのは、ショパンコンクールの公式インタビューで日本人だけ母国語を話しているのを見たことですが、このままではピアノも英語も世界に遅れをとってしまう、と思いました。

 

だからといって私のやっていることは、練馬の一角でひっそりと自分のできる範囲で…なものですが、前述に書いた子のように、自分の門下以外の子でも、眠った意識の部分をとんとん、とノックしてあげることができれば、それほど嬉しいことはありません。自分の経験を語るだけでなく、行動に移すことができたのは、千田さんに出会えたからですし(彼女でなければ、やろう!とは思えなかったかもしれません)、生徒さんに参加を勧めてくださる先生方、ピティナのおかげでもあります。感謝です!

 

9月末の日程、10月初旬のF程も楽しみに、準備を進めていきます!

2018.10.16 Tuesday

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大嶺未来 Miku Omine

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沖縄県出身。東京藝術大学附属音楽高校卒業後、ワルシャワ・ショパン音楽院首席卒、ベルリン芸術大学ディプロマ課程卒、国家演奏家資格課程卒。
ルービンシュタイン記念若い音楽家のための国際コンクール(ポーランド)、サンセバスチャン国際コンクール(スペイン)で優勝。プラハの春(チェコ)、ヴィオッティ(イタリア)などの著名な国際コンクールで上位入賞後、2005年ショパン国際コンクールセミファイナリスト。2009年スタインウェイ・ベルリン賞(ドイツ)受賞。
2013〜2016年ラフマニノフピアノソロ曲全曲奏破。2016年発売のファーストCD「ラフマニノフ:ソナタ第2番/練習曲集「音の絵」作品39」はレコード芸術特選盤。現在、尚美学園大学非常勤講師。

Coming Concert 2018

★11月11日(日)PTNAステップ新潟秋季地区トークコンサート【新潟県・新潟青陵大学・青陵大学短期大学部青陵ホール】

★12月4日(火)トレモロ会リサイタル【東京都・カワイ表参道】

<チケット>全席2500円
<要予約>03-3750-5751



CD発売中

ラフマニノフ ピアノソナタ第2番/練習曲集「音の絵」作品39

★レコード芸術・特選盤に選ばれました!
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