また入学
雨雪とはいえ、結構降っています。
桜の開花予想も例年より遅れているとのこと、春はまだ遠そうですね。
先日、ベルリン芸大を卒業したばかりの私ですが、またとある学校に入学しました。
自動車教習所です
車を運転できれば、旅行先でレンタカーもOK、沖縄でもOK,
そして都心の夜景ドライブもしたいです
ちょうど尚美も春休みで時間があるので、休み中に取るぞ
と入学したのですが、現在繁忙期・・・
最速コースでも、予約の都合で4月中旬とのこと
4月は仕事も入り忙しいのですが、3か月間、スケジュールを縛られるよりも、一気に通おう!と決め、4月23日の卒業を目指して、早速通っています
でもこの教習所、自宅から徒歩4分なので(!)、通学も苦ではありません
現在は、座学です。
周りはほとんど、若い子。
おばさんは、私一人
学生も私も春休み中なので、仕方ないことですが、待ち時間だけは少し場違いな気がします
でも、若い子には負けません、頑張ります
昨日、こんなノートを発見して、買いました。
私はヤマハ出身なので、バイエルを使ったことはないのですが、バイエルしか習ったことのない母の本を、パラパラ弾いていたことがありました。
教習所用の勉強ノートにしようと思います
ピアノも再開しました。
わりと暇な3月中に譜読みを終わらせなければいけない曲が、結構あります・・・
もっとお休みしたいところですが、お仕事があるのは幸せなこと
頑張ります!
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帰国後いろいろ
ただ、卒業の開放感からか、あまり苦ではなく、春休みはアクティブに過ごそうと思っています。
先日は、白石先生の伴奏法研究発表会と、下田先生クラスの試演会を聴きに、東京音大へ行ってきました
東京音大潜入もなかなか楽しかったですが、下田先生クラスの試演会は、我が学生時代を思い出し、懐かしかったです。芸高の制服で桐朋音大に潜入するドキドキ感は、たまりませんでした
また試演会は、他の子の演奏を聴き、色々な演奏が頭に入ったうえで、自分の演奏を弾かなければいけないので、なかなかのプレッシャーなのです。
ただ、そういった色々な想いが交叉する場を乗り切れば、本番も自信をもって挑めるようになります
尚美の河内教授のリサイタルにも行きました
シューベルトとベートーヴェンでまとめた大人のプログラム
成熟した精神力と音楽感が要求される作曲家です。
こういうプログラムでリサイタルができるピアニストは、それだけで尊敬の念に値します
それに、大学教授はとても忙しい職業なので、いつ練習時間を抽出しているのだろうか、と思うと、頭が上がりません。色々と勉強になる演奏会でした
昨日は、保護犬のお見合いに行ってきました
前にも書きましたが、とある保護犬に惚れてしまったのです。
ただ、里親会の後、アレルギーらしき症状が出てしまい(実家で飼った犬たちには出ない)、その子に反応したのか、たくさんの犬に反応したのか確かめるためにも、会いに行くのは不可欠でした。
ただ、とても残念なことに・・・・・
かゆみが発生してしまい、今回は見合わせることになりました
もう昨日から、すごく落ち込んで、しばらく立ち直れそうにありません
私が惚れた子は、今もなお里親様を募集しています。
そして、その子を保護している団体様では、たくさんの保護犬が新しいお家を待っています。
http://catnap.coco.co.jp/
関東にお住まいで、犬を飼いたいなぁと思っている皆様、ぜひ一度ご覧ください!
これがせめてもの償いです幸せになってくれると信じて・・・
また、ポーランドの写真を大量にオフィシャルウェブサイトにアップしました。
留学当時の写真はPCの故障に伴い、ほとんど残っていません。
ワルシャワが少し発展したとはいえ、今回の旅で、懐かしきワルシャワの思い出が少し戻ってきたようで、嬉しいです。ぜひご覧ください
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帰国しました
日本の方が暖かいけれど、家の中はやはり寒いですね。
今回は、ストライキを上手に回避した旅だったと、つくづく思いました。
私が試験直後に無理やりポーランドに行ったのは正解。
(次の日、ベルリン交通網はストで麻痺)
ポーランド帰国後に日本に飛ばなかったのも正解。
(月曜からフランクフルト空港で全面スト。火曜日も何便か欠航でしたが、かろうじて私の便はセーフ!)
何事もなく帰国できて、安心しました
ベルリンでのできごとですが、最後のベルリン1日半は、友人達との集いをメインに楽しみました。
20日(月)は、もう春?と思うほどの、晴天
友人達には、私が最後に食べたい物につきあってもらい、感謝です
Hackescher Markt~ Friedrichstr. の散歩道も、これで最後だろうなぁ。
次の日=帰国日は、まさかの大雪吹雪
大雪にまみれながらも、伴奏者のMさんと、南のおいしいバウムクーヘン屋さんへ行き、北のおいしい鴨肉を食べに行き、東にショッピングに行き・・・・
最後の最後まで、ベルリンを謳歌しました
しかも、この雪道でスーツケースのタイヤがまわらないので、Mさんに駅まで送ってもらいました。
ポーランドにもベルリンにも未練はないのですが、最後にラピツカヤ先生に電話した時には、少し寂しくなりました。
日本でもたくさんたくさん弾きなさい。
私はあなたと勉強できてとても良かった。
またレッスンを受けに来てくれたら、こちらも嬉しい。
などなど、温かい言葉をたくさんいただきました。
最後の師匠に背中を押してもらえたことで、一人前の音楽家としての出発なんだな、と改めて思いました。
写真もたくさんありますし、まだ1月3日のリサイタル報告も書いていませんが、徐々にアップしていきたいと思います。
今日も早速レッスンです。頑張ります
- ベルリンの生活
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やっぱりpolska
ポーランドからベルリンへ帰ってきました。
ポーランドは、やはりポーランド。
旅の始まりから、ハプニング続きでした。
まず、Warszaw-Berlin-Express。
ベルリンとワルシャワを結ぶ列車です
私は、ベルリン留学にあたり、ポーランドからこの電車を使ってレッスン、受験に通いましたが、その当時より「ファンタジー列車」と命名していました。
ありえないことが起こるからです。
6年という歳月に期待したのですが、こちら↓
ベルリン出発数分後に、私の乗る号車のみ停電
非常灯点灯です。
乗務員さんが電気の元を色々試したのですが、次は自動ドアも故障で閉じ込められました。
何でも持っているポ人が懐中電灯を取り出し、電気に強いお兄さんたちと乗務員が格闘すること1時間半、ついに点灯
ただこの間、暗いので何ができるわけでもなく、暖房も切れ、コートにくるまっての移動でした。
そして、案の定、ワルシャワに着いたのは、45分遅れで到着。
トータル移動時間は6時間半
ホテルは、マリオット
真夜中に移動するのが嫌で、奮発して駅直結の高級ホテルにしました。
(とはいっても、現在ポ通貨もだいぶ安いので、1泊8000円くらいでした)
部屋はやっぱりゴージャスだし、33階でワルシャワを見渡せます。
余韻に浸って午前1時半。
寝る間際に気が付きました。
あれ?掛け布団がない。
しかし、疲れもあり、部屋が暖かいこともあり、まぁいいか、と寝てしまったのもつかの間、やはり寒く、コートをかけて寝ました。
(昔どこかのホテルでもそういうことがあり、経験済み)
次の日、掃除が終わった部屋に戻ってみると、
やっぱり、忘れたのですね・・・・
それにしても、ここはマリオット・・・がっかり
ちなみに、チェックイン時のフロントの兄さんは、ポの洗礼と言わんばかりに、がっつり無表情でした。
2日目、ポ留学時代の友人がスイスから、ポの果ての小さな町から集まり、おいしいポ料理を食べました
ポ料理を代表するZurekスープ(ジュレック)
私用のセッティングですが、どこかおかしいですよね?
もともとスプーンは別に用意されていたので、友人の前には、ナイフ2本、フォーク2本が並んでいました。
フォーク4本で、私は何を食べれば良いのでしょう・・・
そんなこんなで、1日半の滞在とはいえ、語りつくせぬほどのお土産話ができました
6年間でワルシャワもだいぶ変わったとは聞きましたが、根本的には何も変わっていなくて、少しほっとしました。
海外のお店がたくさんできたこと、ポ人のファッションがお洒落になったこと、そしてそれを象徴するかのように、マリオットホテルの利用者のほとんどがポ人だったことから、経済的に豊かになったことは確かです。
でも、変わらぬ景色も多く残っています。
懐かしくもありますが、離れていたのがウソのように、普通にワルシャワを歩き、たくさん写真も撮りました。
その写真は、まとめてホームページにアップしようと思います。
またお知らせします
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2月17日(金)コンチェルト@Berlin 報告
Program* Rachmaninov: Concerto No.2
朝11:45からの開始だったので、テンションを上げるのは難しかったですが、常に冷静に音を聴いて弾けたような気がします。伴奏者のMさんも、本当に良いアシストをしてくださいました
今日の午前中はKonzertexamen(国家演奏家資格)コースのコンチェルト試験のせいか、聴衆も少しいて、「ブラボー」も言ってもらえました。
何度も弾いたJoseph-Joahimホールともお別れ、ベルリンともお別れ、学生生活も終わり・・・
と考えると、切ない気もしますが、
今は何より、「卒業」の解放感に浸っています。
思えば、日本に帰国してからの2年間、仕事と学生の両立の難しさに悩んだことも多々ありました。
でもこうやって無事に成し遂げたことは、きっと将来への自信や自己のプライドにも繋がるのだと思います。
また、この2年間ベルリンに通うにあたり、友人たちには大変よくしていただきました
泊めてもらったり、コンサートに来てもらったり、手紙の管理をしてもらったり・・
周りの協力があって、ここまでやってこれたと思います。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです
これからは日本で、学生の枠を抜けて、自立した音楽家として勉強を続けます。
そこにもまた課題があり、壁があり、色々あるとは思いますが、11年間のヨーロッパでの基盤を失うことなく、誠実に音楽に取り組んでいきたいです。
さぁ、余韻に浸っている暇なく、ポーランドへ向かいます。
6年ぶりのポーランド、緊張します・・・
- コンサート報告
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